2021年05月11日

ネイル用UVライト露光

動画の件で、太陽露光の適正露光時間を確認しています。

なんかね、時刻によって「あれ?」って結果になるので、太陽露光は
本当に難しいなぁと。1時間ズレただけで露光時間もかなり変わるので、
これなら大丈夫って言い切れる数値が示せない。

IMG_7007.JPG

過露光(露光しすぎ)で作るのであれば何でもいいんですよ。
ただ、ちょっと細かい絵柄を出そうと思ったら、そこそこ露光時間は
管理する必要があるわけで。

なんとかある程度安定した露光時間にならんかなぁ?ってかんじで
考えてすぐ気づいた。

そういや、ネイル用のUVライト露光を試してないな、と。

もともと、このUVライトは3Dプリンターの硬化促進用として購入した
ものだけど、価格も安い。(3000円前後)
紫外線を出すから露光は出来るはずだし、機械だから天候に左右されない。
一度やってみる価値ある。

IMG_7010.JPG

そんなわけで、紫外線投射部の横に黒紙を貼る。
これは横からの紫外線を遮蔽するもの。上からだけ照射したい。
横から光が入るとエッジ不良とか焼き細りが発生する可能性があるので。

さっそく、適正露光時間を確認したけど、約「5分前後」で露光できました。
理論的に可能とはいえ、露光時間も早いし露光に問題も発生しなかった
ことに驚いた。太陽光より、これのほうがいいんじゃないかと。

IMG_7014.JPG

今度はハードルをぐっと上げて、50線の網点フイルムで露光してみます。
ベタ柄なら太陽光でもできるしね。
これがうまくいけば、安い投資でそこそこの版が作れることになる。
さて、どこまで出来るか?ちょっと楽しみ。


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posted by 柴 at 20:08| Comment(0) | 製版

2021年04月16日

新SBQ評価

いやー、何ヶ月ぶりだろう?
むしろ何年ぶりかもしれない。

パソコンの前でほぼ1日過ごすのは!!

アニメ観てたわけじゃないですよ。ちゃんと仕事してました。
商品案内用の手引をガッチリ作ってたら、ほぼ1日がパソコン作業で終わって
しまいました。なんか目の焦点があいません。


考えてみたら、じっと座って仕事することはほぼ無いんだよなー。
会社員時代はこんな毎日だったけど、たまにやると体が辛いもんですね。
慣れていないせいもあるけど、なんか調子が悪くなってきたりして・・。
体を動かしがてら、製版の結果確認に掘っ立て小屋へ。

今回、新たなSBQ乳剤を入手したのですよ!!
以前のSBQは失敗に終わったので、メイン乳剤を購入している商社へ頼んで
おいたやつです。ジアゾ以外も扱ってたんだー、とかむしろ驚き。

さっそく、カリキュレーターを使った露光テスト。

tw1 355-2.BMP

お、これはいいぞってかんじで。
まず、ちゃんとした露光結果が得られた。
つまりは、自分とこの蛍光管露光機でも波長が合うらしい。

再現性も悪くはない。
悪くはないが、どうも乳剤のエッジがいまいちなんだよなぁ。
乳剤色が「白」ってところもなんか気に入らない。
エッジ部分は着色がない影響かなぁ?とか思うけど、着色有りで確認して
みないとなんとも分からん。

オマケに言うなら、塗膜性が良すぎ。
あっといまに規定膜厚がついてしまった。まぁこのへんは、粘度を調整
すれば多少は良くなると思う。これもエッジに影響している可能性大。
むしろこっちが影響している気がする。

良い点は「露光時間が早い!!」

これはSBQ基の最大の利点だけど、蛍光管でも早かったです。
ジアゾの早めの乳剤と比較して、半分の時間でいけそう。作業時間が短縮されるし
ポッドライフが半年以上あることを考えても良い選択肢になりそう。

-----------

あ、いつも東方プロジェクトの音楽聞いて仕事してるけど、

https://www.youtube.com/watch?v=CtIJ6J9i4A0&list=FLbHBjehcmlTavTuLHRzsGgA&index=1

これ、ひさしぶりに聞いてやっぱり良かった。
ポップなところがいいんだけど、間奏前の「1.2.3.4.悪くないわ」って続く
このくだりの調子が好きなんだよなー。けっこう、マニアックなところが
好きなのは昔から。


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posted by 柴 at 19:41| Comment(0) | 製版

2021年04月09日

暇なはずだけど忙しい

3月後半から、急に仕事量がガクッと減りました。
以前から少しずつ対応策を練ってやってきたものの、なにしろスクリーン印刷
そのものが一般的にはニッチ。どーすっかなぁ、と考える日々です。

生きてくのって本当に大変ですよね。

そんな中、違ったサービスを展開しようと模索中。
連日、サンプルを製作しています。
不安だからこそ攻めを考えるべきですよね。

前回作った版、ひさしぶりに出荷前の状態にまでもってきました。

IMG_6922.JPG

銀テープまで貼ると格好良くないですか?
なんか「商品」!!ってかんじで。

自家用であれば必ずしも銀テープを貼る必要はありません。
(銀テープは外周4辺に貼ってある銀色縁取り)
銀テープを貼る目的は、

・見栄え
・接着面を溶剤から守る
・版を破損から守る
・最外周からのインク漏れをカバーする

ために貼ります。
とりわけ「破損」から版を守る効果は大きいです。高メッシュであるほど
繊細で、ちょっとした外部圧力で版が割れます。
圧力がかかっても直接スクリーンに伝わらないように、外周部を保護するのは
地味に有効なんです。

ちなみにこの銀テープも、いろいろ種類があります。

貼ってあればいいものから、厚みがあるものまで。
くすんだ色から、ピカピカな色まで。
紫外線を透すもの、透さないもの。

弊社では、紫外線を透す銀テープだけ使っています。
ちょっと高いんだけど、ピンホールなどがあった場合、乳剤で修正して
そのまま露光ができます。テープをいちいち剥がさなくていいんですね。
一度貼ったテープを剥がすと、場合によってはテープの粘着力で乳剤が
とれてしまう場合があります。そうなるとさらに面倒くさくなる。

もうひとつは、テープ貼った状態で露光ができるということです。
PS版(乳剤だけ塗った版)を出荷する場合、テープを貼ったうえで
出荷する場合があります。そんな時にも使います。

そんなわけで、紫外線透過型が無難に対応できるんです。


高メッシュ版に余ったスペースができたので、網版を入れてみました。

IMG_6934.JPG

左が紙にスクリーン印刷したもの。右側は元になったフイルムです。

ちょっと〜、写真クリックして拡大してみてよ〜。

って言いたくなるほど、なんか思った以上にうまく再現できて、

「たまにやったほうがうまくいくんだなぁ」

とか、へんな納得をしていました。
自転車乗れなくて、何日後かに練習してみたら普通に乗れるようになってた
みたいなものを感じました。



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posted by 柴 at 19:16| Comment(0) | 製版

2021年04月04日

塗って焼いて・・

今日はガッチリと製版!!

ひさしぶりに、ほぼ1日を刷版作成に費やしました。
ちょっとやりたいこともあって、そのサンプル作りも兼ねて。
3種類の乳剤を調合し、適当な画像のフイルムを作る。

やっぱ楽しい!!

なんでもそうだけど、作品が出来上がったときって楽しいよね。
作品の良し悪しは別にして、仕上がりまでこぎつけた快感はモノづくり
ならでは、と思います。

IMG_6892.JPG

前にも書いたけど、乳剤の種類はかなりありこそすれ、だいたいスタンダードな
乳剤でなんとかなります。個人的には、

「水性」「耐溶剤(低解像度)」「耐溶剤(高解像度)」

この3種類を揃えておけば大体はなんとかなる。
この2版は、耐水版と耐溶剤(低解像度)版として作った同じものです。
同じ絵柄でも、用途によって乳剤も変わります。

オマケに高解像度用の版も作りました。

IMG_6889.JPG

印刷をやるようになって分かったんだけど、

製版結果=印刷結果

とは断言できないもんで、印刷してみてナンボなんですよね。

刷ってみないと分からない!!

これは実際にやってみてよく分かりました。
今日作ってみた版はちゃんと印刷までしてみます。
とりわけこの、こまっかい版はうまくいく気がしません。

-------------
「暗殺教室」を観はじめました。

あまり期待してなかったんだけど、おっさんにとっては面白いと感じます。
こんな物語もアリだと思います。オススメです。



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posted by 柴 at 19:46| Comment(0) | 製版

2021年03月20日

スイッチングハブも買い替え

引き続き、ネット関連の話し。

回線に関してNTTに電話したときに知ったんだけど、うちの契約回線は
200Mbpsらしい。最初に契約したときは100Mbpsだった気がするんだが、
いつのまにかベースが上がったんだろうか?

もー、早く言ってよ。

15年以上、10/100Mbpsベースのスイッチングハブ使ってたよ。
まさに宝の持ち腐れ。
100Mbpsの契約だから、買い替えてもしょうがないかと。

そんなわけでギガビット対応のスイッチングハブに買い替えました。
ただし家の有線はたしか、カテゴリ5のイーサーケーブルだったと思う。
仕様上の上限は100Mbpsなので、ハブを買い替えてもそこまでしか
出ない可能性もあるが、

仕様上という意味で、そこそこ出るらしい。
まぁ、ダメ元でハブにつなぎ速度測定したら、
下りで100Mbpsを超える結果が出ました。なんか嬉しい。
それまでは100なんて超えることはなかったかんね。

そんで肝心の体感速度は・・

これまた分からん。

フレッツADSLから光になったときは感動すらしたんだけど。
そんな意味では、ギガビットの光はいらないかも。
とにかく、あと数年はこれでいけるでしょう。

--------------
以前に改定を予定していた「オリジナルバケット」が完成しました。

IMG_6835.JPG

見た目におんなじ。
サイズは変えていませんが、刃先の厚みを変更しました。
リリース版は刃先が厚いからか、乳剤の掻き取りが納得できず・・。
どうせならもっといいものを作りたいので厚みを薄くしてみました。

試用したかんじ、かなりいい感じ。
ステンレスには勝てませんが、そこそこ近いものに出来上がりました。
サンプル用の小バケットもこちらに切り替えていきます。
posted by 柴 at 19:05| Comment(0) | 製版