2020年12月27日

乳剤の塗り方(1)

珍しく真面目なブログが続きます。

まぁね、noteを使って書こうと思ったんだけど今でさえ不定期更新なのに
さらに仕事を増やすのもどうかと思いまして。
なんやかんや、現状での記事数も480を超えました。
いったい480記事も何書いたんだっけ?ってかんじですが、ここまで増えてるのに
新たに書くのも二度手間ってことで、こちらに書いていくつもりです。

てか、そのためのブログなんですが!


3ヶ月前くらいからサンダルを変えてます。
接骨院でも言われたけど、土踏まずが上がっている靴を履いてくださいと。
部屋でも頑張るために土踏まず重視の室内サンダルです。

いつものAmazonで、「健康スリッパ からだにい岩」

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たまにテレビなんかで、石が敷き詰められたルートを裸足で歩くものが
ありますが、健康ならば痛くないはず。これは、土踏まずが極端にせり上がって
いて(写真ではわかりませんが)体に効きそう。

んで、早速一歩を踏み出してみる。


にゃんぱすっ!!


い、いたい・・。
いやいや、こんなん履いて歩けないでしょうってくらい痛い。歩くというか
足をひきずって歩行するみたいな。これ、気持ちいい人なんているのん?
ちょっとMっ気あんのんなー、とかわめているうちに、

慣れました。

毎日ちょっとずつ履いてると、次第に慣れてくるもんですね。
今ではそこそこ気持ちよく感じてます。
最近刺激が足りてない人にオススメ。

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今回から乳剤の塗り方を少しずつ書いていこうと思います。

バケットの持ち方は次回として、今回は乳剤の入れ方。
乳剤なんて適当に入れればいいんじゃね?ってかんじですが、まぁそうです。
こだわって入れるのであれば、

バケット中央一箇所からじわじわ入れる。

ちょっとしたコツです。

00006_Capture_1.jpg

普通に考えれば「左右に乳剤ふりながら入れる」のが良さそうです。
たしかに早く乳剤を入れたいならそれで構いません。
何故に中央からじわじわ入れるかというと、

空気を封入しないためです。

中央から入れると、じわじわと外側に広がりながら乳剤が入ります。
なので空気を押し出しながら乳剤が充填されるんですね。
左右にふりながら入れると、1回目2回目と往復して充填することになるので
回数のあいだに空気の層ができてしまうことがあります。これが時間とともに
気泡となって表面に上がってきてしまいます。

バケットにある乳剤は、一番上層(表面)からスクリーンに塗布されますので
泡があると、泡がついた部分の乳剤はほぼ付いていないということになります。
ですので、1工程目はリスク回避のうえでも1回だけ塗布というのはあまり
ありません。乳剤塗布前に確認することは、とにかく気泡です。

ヘラを使って浮き上がった泡を潰したり、小さい気泡は刃先側か、バケットの側面
まで移動させます。刃先側に移動した泡は塗り始めの段階でスクリーンに付いて
しまうので露光パターンにかかることは稀です。
どうせ付着してしまうなら製品に影響の出ない場所につけてしまうんですね。
また、泡を側面に移動させるのも同様です。バケットの側面部分に露光パターンが
あることも稀です。

まぁ、それほどこだわらなくてもいいとは思いますが、いいモノってこんな小さな
ことの積み重ねなんですね。
posted by 柴 at 20:26| Comment(0) | 製版

2020年12月23日

コーティングバケットを考えてみよう(4)

医者三昧。

ここにきて右足の踵に違和感。
アキレス腱を伸ばすと、ぴりぴりー、って痛みが出るようになって
接骨院への通院ペースがアップ。

加えて、糖尿の検査をしてもらいに専門外来へ。
尿糖こそ出ていなかったけど、人間ドッグのときよりコレステロールとかの
値が悪くなっていて・・・この3ヶ月の自転車漕ぎはなんだったのかと。
これまた採血だの、食事療法の指導だので通院ペースアップ。

極めつけは、奥歯の詰め物がとれました。
たまたま、干し芋もらったのですよ。

IMG_6697.JPG

調べてみたら、茨城県は干し芋出荷量の9割を占めてるそうで。
そういやガルパンの会長も、しょっちゅう食べてましたね。
久しぶりに食べて美味しかったんだけど、食べてる途中で、

がりっ

っとしたのですよ。石でも混じってたのかと。
なんのことはなく、奥歯の詰め物が取れただけした。
んで、10年以上ぶりに歯医者へ。

虫歯によって詰め物が取れたみたいなのは分かったけど、麻酔かけられて
ガリガリ削られ、案の定いままで行かなかったツケがたくさんあるらしく、
これまた長い付き合いになりそうです。

改めて、健康のありがたみ。
3箇所の医者に通うだけで時間はとられるし、笑っちゃうくらい金が飛んでく。
自分が悪いとはいえ、なんかガッカリしてしまう。

そんな中で、今秋のアニメ「魔王城でおやすみ」が面白いです。
適度なバカバカしさで気分が紛れます。今年も残すところあとわずか。
笑って過ごしたいもんです。

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バケットの話しの最終です。たぶん。
いろいろと脱線しましたが、乳剤をうまく塗るコツは

刃先に力がのることを考える!

これだけです。1行で終わりだったりします。
要は乳剤の掻き取り部である刃先にきちんと力がのらないと、うまく掻き取れない
ことになります。ここがポイントです。


例えば、椅子に座ったときに真正面・目線先の壁にあるスイッチを、棒を使って
操作することにします。立つの面倒くさいし。
これなら、普通に真っ直ぐ棒を押し込めば大丈夫です。これは、まっすぐ
押し込めばそのまま先端に力を加えることができるから。

では、立った状態でこの位置にあるスイッチを棒で操作するなら?
おそらく、まっすぐ棒を押す人はいないでしょう。今度は持ち手の下の方とかに
力を入れて押しますよね?

同様に考えた時、乳剤塗布時にバケットを傾けますが、その時にどこに力を
加えているか?これはバケットの持ち方にもよりけりですが。

自分の場合、両手持ちなので親指が押すポイントになります。
バケットを傾けない状態であれば、ほぼ親指の押圧が刃先に加わりますので
できるだけ傾けずに塗布するようにしています。傾ける必要がある時は
バケットの持ち方を変化させます。

傾きを緩やかにして塗布する利点は、

・刃先に力がのりやすい
・塗り終わりが目視しやすい(塗り終わりギリギリ位置を狙える)

そんなメリットがあります。デメリットといえば、乳剤を多く用意すること
くらいです。個人的に、バケットに入れる乳剤量は3分の2以上をオススメ
します。塗る版数によりますが、満タン近く入れることもあります。
これは、

・乳剤がたくさん入っていれば、バケット角度が自然と緩やかになる
(いっぱい入ってるのに角度をつけて塗ることは普通の人ならほぼない)

・塗布中の乳剤切れがおこらない

・2工程目以降の重ね塗り回数で気泡が乳剤に混じってくるが、量が多いと
気泡による塗布異常の発生までを延命することができる。

そんなわけで、多いほうがいいです。

慣れてないと乳剤をたくさん入れたがらないもんなんですが、おそらくは
たくさん入れるとコントロールしにくい思い込みがあるかもしれません。
たしかにドバっと出てしまいますが、出る箇所はバケットの両端だけです。
それを予防するためにバケット側面にガムテープでダムを作っておきます。
コーティングバケットを考えてみよう(3)の写真を参照。

動画などで少量の乳剤をバケットに入れて片手で塗る方法が紹介されていますが、
まぁ、塗るだけならいいと思います。ただ、ローメッシュ限定ならという
条件が付きますが。とりあえず塗ってあればいい程度であれば構いません。
が、その後の露光や印刷でうまくいくかは分かりません。
posted by 柴 at 18:52| Comment(0) | 製版

2020年12月12日

コーティングバケットを考えてみよう(3)

いつのまにか中旬。
冬らしくない気温が続いてる印象だけど、足のしもやけは進行中。
このご時世にしもやけ出来る人なんているのん?

そういえば、これまたいつのまにか「エアロバイク」も3ヶ月たちました。
自分で言うのもなんだけど、よく続いている。仕事前に一汗かいてから、
ってのが日課になってます。なんかね、体がスッキリ。そして、ついでに
アニメも見られるし。ちなみに、

体重は全く減りません!!

えぇ分かってます。消費したカロリーぶん食ってる!!
運動してる、って気持ちがあるとどうしても自分に甘くなるんですね。
少なくとも太らないことだけは注意しよう。


超余談ですが、来年の冬アニメいろいろ続編が予定されてます。
とりわけ「のんのんびより」とか「転スラ」とか「ゆるキャン」とか
「はたらく細胞」とか「リゼロ」とか・・楽しみすぎるやろ、って
ラインナップ。まだまだバイク漕げそうな理由付けできました。

最近は「狼と香辛料」観てます。ドラスティックな展開とか、ハラハラとか
正直夢中になる要素はほぼないんですが、ヒロインの「ホロ」がずるっこい
というか、男だったら「なんか分かるーー」ってところをあざとくえぐりながら
おっさんのツボをついた作品であります。中年に観てほしい。(笑)


前回のバケットで厚みの話しをしましたが、国産のステンレスバケットは
ほぼ一強ってかんじで、側面にその厚みが記入されています。

IMG_6694.JPG

単純に「8」なら0.8mm厚です。「1」なら1.0mm。視認しやすいように
側面に表記されているのが特徴。海外製のステンレスバケットでは記載
されてることはないようです。多分。

ちなみに、自分が買ったことのある海外製ステンレスバケットは0.7mmでした。
表記されてないのでデジタルノギスで測定したものですが、見た目や重さで大体は
分かるのでそれほど的外れではないと思います。

前回買ってみたアルミバケットも測ってみましたが、

測定不能

でした。これは先端が複雑な形状というか作りというか、ノギスがうまくかまない
ような作りで測れなかったのです。見た目では0.6mmくらいかなぁ?とは思いますが、
ステンレスとアルミで、どれほど厚みの差が乳剤厚に影響してくるのかはっきりと
言い切るのは難しいですね。ただ、経験上ではアルミのほうが乳剤厚がつきやすい
印象があります。

そんなバケットですが、厚み以外の要素もあります。

ここかからはハッキリと分からないのが本音ですが、同じステンレスバケットでも
刃先の形状が違うものが用意されているということです。
ちょっと説明が下手になりますが、刃先って水平ですよね。
水平なのでバケットを押し付けると、スクリーンにバケットの端から端までぴたっと
接触しているはずです。

テトロンやナイロンといったスクリーンを紗張りした場合、大概の版は中心部が
張力(テンション)が低い状態になります。あたりまえですが、支持体(アルミ枠)
に近いほど「ぱつぱつ」な状態の張り具合になり、中心に向かうほど張りが弱く
なります。弓矢の糸とか、ラケットのガットとか、中心部が一番張りが弱くなるのと
同じです。

ですので、こういったスクリーンをコーティングするバケットは、微妙にバケットの
中心部を突出させている仕様になっています。(なってるようです)
あらかじめ張力が弱い部分を見越した形状ってことですね。
見た目にはまったく分かりませんので、ホントかいな?ってかんじだけど、
理にかなってると思います。ただ、今ではそんな調整ができる職人もいなくなった
という話しも聞いた気がします。

反対にかなりの高テンションとか、ステンレス版の場合はそもそもの
テンションが高いうえに、素材的な特徴も関係してくるため、これらには
水平のバケットを使用することになります。これまた見た目に分からん。

ただ、本職ではちゃんと使い分けされています。








posted by 柴 at 19:22| Comment(0) | 製版

2020年12月03日

コーティングバケットを考えてみよう(2)

Fusion360、バイク漕ぎながら勉強していましたが、なんとか一通り見終わる
ことができました。頭には入れたつもりでしたが、いざやってみると
思ったとおりにいかなくて悪戦苦闘してます。

とにかくね、アプローチが1つじゃないのが難しい。

例えて言うなら目的地に行くのに、歩く・自転車・車・電車・・とか
選択肢がある。その中から選ぶか組み合わせるかとか考えて、目的地まで
行くわけですがそれに似てる。

あれやこれや悩みながらも、

IMG_6692.JPG

ベッドの頭の部分にある引き出し取っ手作ったり、

IMG_6693.JPG

リモコンホルダーとか作ってみたりしてます。
失敗もしますが、なかなか楽しい。とにかく今まで出来なかったことが自分で解決
できるようになったのが嬉しくもある。ソフトは徐々に慣れていくことにして、
とにかく何でもいいから作ってみる。投資としてはかなり安い。


前回の続きでもあるんだけど、バケットの話し。

たしか何年か前に塗布のコツを書いたような気もするんだけど、コーティングの
基本は、

・一定のバケット角度
・一定の塗り速度
・一定の押圧

ってところは変わりません。
ただこれは、結果的に綺麗に塗るための基本なので機械とあまり変わりません。
これが出来るようになるのはそれほど時間もかからないです。
慣れの問題だけで。

実はもっと本質的なポイントがあります。
前回も書きましたが「掻き取り」の理解です。
その前に、長々と余談を書いておきます。

ショップで記述されているところはほぼありませんが、バケットにも厚み
のラインナップがあります。文字通り、バケットの厚みです。
市販されているバケットが何ミリなのかは分かりません。ショップによって
違うかもしれません。ただ、この厚みでかなり変わります。

一般的なステンレス製バケットは「0.8mm」が標準厚みです。
もっと言えば「0.6mm〜1.0mm」くらいがラインナップされていますが、
0.8mmくらいが乳剤厚や品質をコントロールするのに勝手がいいんですね。
たかだか0.1mm単位で変わるの?と思われますが、かなり変わります。
乳剤厚はミクロン単位で管理しますから。


これまた例えるなら「床にくっついたガムを剥がす」

ヘラを使ってガムを剥がすなら、ヘラの先が細いものと太いもののどちらを
使いますか?って話しです。ほとんどの方が先が細いタイプを選ぶと思います。
先が細いほうが、根こそぎ掻き取れますよね。

バケットも同様で、厚みが薄いほど「乳剤が付きにくく」・厚いほど「乳剤が
付きやすく」なります。これも掻き取りの影響です。
0.6mmバケットを使って指定厚みまで塗布する場合、かなり工程数がかかります。
1.0mmバケットなら、もっと少ない工程数で出来上がります。

じゃあ1.0mmでいいじゃん!!ってことになりますが、ローメッシュで
あれば自分も「1.0mmでいいかー」と思います。いいんです。
厚みのないバケットは、「平坦性」を求める場合に使います。
乳剤厚が付きにくいぶん、何度も塗り重ねることになるので平坦性がでます。
そんなわけで、0.8mmくらいが製版屋の標準になるわけです。

そして、またまた次回まで続きをひっぱります。


posted by 柴 at 20:18| Comment(0) | 製版